今回は、わたしの2種類目の病気「メニエール病」についてお話します😊
まず、前提としてわたしのメニエール病はまだメニエール病「みなし」で、いわゆる「メニエール病の可能性がある」段階の経過観察中です。そちらを踏まえて読んでいただけると嬉しいです🌸
発病の頃の環境
メニエール病を発病したのは、23歳の8月…今から約2年前になります。
2年前の夏頃、わたしは音楽科の講師として某県内の学校でお仕事をしていました。8月だったので学校自体は既に夏休みに入っていて、クラス担任をもっているわけでもなく、部活動を担当している訳でもない「講師」は、授業が無ければ比較的お仕事は少ないので、涼しいエアコンの下でのんびり書類を片付けている片手間で、わたしは教員採用試験の2次試験に向けて勉強している真っ最中でした🍋🍃
と言うのも、その年の7月に教員採用試験を受験し、無事に1次試験(筆記試験)を突破して、次の2次試験に進む途中でした。
少しお話は少し逸れますが、そもそも教諭として学校で勤務するためには毎年夏頃に開催される「教員採用試験」に合格しなければなりません。教諭とは自分の専科を教えることに加えてクラスを持てたり、部活動を指導できたり、校務分掌(学校内で授業以外のお仕事)を持てたりする、いわゆる皆さんが想像する「先生」のことです✍️
ちなみにわたしが務めていた「講師」というのは、基本は自分の専科の授業を担当して、その分の成績を付けるところまでが基本的なお仕事です。
また、「臨時的任用職員」といった略して「臨任」と呼ばれる教員もおり、クラスは持たないけれど専科の授業に加えて部活動は担当したり、校務分掌も担当したりします。
色々役職がありすぎて、しかも自治体によって名称やどこまで担当するか違ってくるので、わたし自身もよく分かっていないところはあります。笑
さて、お話を戻して、その「教諭」になるために教員採用試験で無事に1次試験に合格し、次の2次試験に向けて勉強している中での出来事でした。
まず採用試験の内容として、筆記試験である1次試験に加えて2次試験は、
・ピアノ独奏(完全暗譜)
・中学校共通教材・イタリア歌曲・ドイツ歌曲の中から選曲して弾き語り(伴奏も自分で行う)
・新曲視唱(見たことの無い楽譜をその場で初めて読んで、ピアノを弾いたり歌ったりする)
・リコーダー独奏
・模擬授業(指導案も作成して、実際にその場で授業する)
・グループディスカッション
などがあります。しかも恐ろしいことに1次試験の結果が出る日から、2次試験の試験日まで約2週間ほどしか期間が空いていないのです😫
つまり、上記したようなこれでもか!と、てんこ盛りに出された2次試験の課題を、1次試験の結果が出てから対策していたのでは、試験日までに到底間に合わないのです…😭なので、筆記試験の内容も勉強しながら2次試験の対策もするという、教員採用試験を受験する音楽科の受験生にとっては、仕事は余裕があれど、もう目が回るくらい忙しい時期なのです😵💫💦
特にこの時期は、1次試験が終わり、2次試験に向けてようやく追い込みができるようになった時期で、平日は仕事と勉強・練習をこなし、休日は遊ぶ暇無く、丸1日ピアノに向かって練習したり、午前は筆記試験の対策、午後は練習と分けて対策していました。本当にお茶する暇も無いくらい忙しく勉強していて、正直中高の受験よりも頑張って勉強していました。笑
メニエール病を発病まで
そんな忙しくしていた8月の某日、あと1週間後に2次試験を控えていたとある土曜の朝でした。
朝目覚めてお手洗いに立とうとすると、経験したことが無いような目眩がきて起き上がれなかったのです。例えるなら、その場で全力でぐるぐる回ったあとのような強烈な目眩でした。
その時は(昨日夜中まで勉強していたし、多分貧血かなあ…。ちょっと寝たら良くなるだろう…)と思って再度眠ったら、寝返りすら打てなくっていて寝転がっているのに目がまわっていました。そして、そのまま誰にも気づかれることなく、お手洗いにも行けない水も飲めない、立ち上がることも寝返りさえ打てない状態が半日続きました。
お昼を経過した頃、(さすがにこれはなんかヤバい…!)と思って、リビングの近くを通った祖母に「お水…欲しい…」と何とか訴えて、驚いた祖母が水筒にお水を入れて持ってきてくれました。しかし、水筒の水を飲もうと何とか起き上がって座ったら、ぐるんぐるん回っていて焦点が合わないし、そのうち気分が悪くなってきてしまって、飲んだお水を全部嘔吐してしまいました。
丁度そのとき、夜勤明けの母が帰宅したので現状を説明すると「病院行く?水飲めないなら点滴入れないと脱水になっちゃう。今ならまだ先生いると思う」と母が勤務している病院に行くことになりました。
もちろん着替えはできませんし、立つこともできなくて、なんとか母にしがみつきながらパジャマのまま、タクシーで病院へ行き内科を受診しました。
内科で点滴を入れてもらい、お医者さんに診てもらったところ「ストレスでの目眩かな。お母さんから聞いたけど、最近忙しかったんだってね。少しお休みが必要だと思うよ。無理しないでね、お薬飲めば明日は少し楽になると思うよ」と、目眩に効くお薬を出してもらいました(お薬の名前は忘れてしまいました💦)。
ですが、出してもらったお薬を飲んでも次の日にはもっと酷くなっていました。ご飯も食べられず、起き上がることも難しくなっていました。
その中でわたしは教員採用試験のことがとても気がかりで、(このままだと試験受けられなくなっちゃう…ここまで頑張ったのに、棄権は絶対嫌だ!)と泣きながら父母に訴えて、日曜でも診療している耳鼻科を探して、父に車を出してもらって耳鼻科のクリニックを受診することにしました。
そして、クリニックで「聴力検査」をしたところ、右耳の低音から高音までがほとんど聴こえていないことがわかりました。そのときにお医者さんから出された診断名が「前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)かメニエール病」でした。
「前庭神経炎」というのは、発症源がウイルス性の場合が多いらしく、激しい目眩が2〜3日続き、次第によくなっていくそうです。聴力に問題があるケースもあるらしいです。
一方「メニエール病」は発病には様々な原因があり、主な原因はストレスが多いそうです。発病時は激しい目眩が2〜3日続き、数日かけて良くなっていくそうですが、前庭神経炎と違うのはメニエール病は「慢性化」する病気ということらしいです。なので、今後の人生の中で何度も繰り返す可能性があるらしいです。
しかし「メニエール病」は30代〜50代の女性に多くでる病気だそうで、今回の場合は恐らく「前庭神経炎の可能性が大きい」と診断され、吐き気止めも含めてお薬を出してもらって今後の経過を見ましょうとのお話で終わりました。
その後の診断
出してもらったお薬がとてもよく効いて(特に吐き気止めをもらってから気持ち悪さは無くなりました)、何日かかけて少しずつ起き上がれるように、座れるように食べれるように、立てるように歩けるようになり、結果として教員採用試験は何とか受験することができました😭💦
ですが、当初「前庭神経炎」と診断されていたわたしの目眩は、「恐らく1週間ほどすれば完治するでしょう」と言われていたにも関わらず、その後通院を続けて「これで一旦治療はストップしましょう。もうしばらく大丈夫だと思いますよ」と言われるまで、約3ヶ月かかりました。
ここまでの経過を見て、耳鼻科のお医者さんも「最初は前庭神経炎だと思っていたけど、症状と聴力の戻り方、落ち着くまでの期間をみていると恐らくメニエール病の可能性の方が今は高いかな」と言われました。
その上で大切なことは、症状が出たらすぐに薬を飲むこと、またメニエール病はどうしても慢性化するので、気圧変動の時期に目眩が今後起きやすくなるかもしれないので、薬が無くなる前に病院を受診することだと言われました。
またその後、実家を出て彼と同棲をすることになり、かかっていた耳鼻科が遠くなってしまった関係で、現住所近くの耳鼻科を再度探して、新しくお世話になる先生の元で症状を話したところ、「メニエール病は断定することが難しい病気です。症状の経過観察を見て、聴力も含めて、どのくらいの症状でどのくらいの期間続いているのかを元に、メニエール病かどうかを判断していくことになるので、大学病院で検査しなければどうしようもないくらいの症状になって、初めてメニエール病だと言える」そうです。
なので、わたしの病気は「メニエール病の可能性も高い」けど、他の病気の可能性もあるし、病名を突き詰めたければ大学病院で検査をする必要があるそうです🤔💭
けれど、わたしは今のところクリニックで出してもらっている薬が効いているし、薬が効いているなら自分の中で病名は必要無いので、今のところ特にこれ以上の検査は臨んでいない現状です🕊🌱
現在のメニエール病との付き合い方
現在、メニエール病を発病して約2年になりますが、目眩や吐き気といったような症状は慢性的に出ています。このような雨季である6月や、台風が多発する9月は気圧変動が大きく、特に症状が出やすいです。聴力は、初期からは随分回復し、現在聴力は特に問題が無く聴こえている状態ですが、目眩が出ると同時に聴力も落ちるときもあります。
さらに、メニエール病の後遺症で普段から回ったり、右・左と顔を左右に降ったり、いきなり方向転換することが難しくなってしまいました。なので、例えばUターンをしなければならないときは、右向いて、後ろ向いて、歩く、という行動に時間をかけて行ったり、物や人を探すときにキョロキョロしないように自分の中で気をつけています。
また、症状が出たときになるべく早く薬を飲んで対処するように、薬をきらさないように定期的に耳鼻科を受診しています🏥現在、メニエール病のために飲んでいる薬は、
・アデホスコーワ(内耳の血流を増加させる、耳鳴りを抑える薬)
・メチコバール(末梢神経を整えるビタミン剤)
・ベタヒスチン(目眩を抑える薬)
・トラベルミン(吐き気止め)
の4種類です🍀症状が酷すぎる場合は、ここにシロップが追加されます(甘くてめちゃくちゃまずいです)🤢
お医者さんにも説明された通り、きっとこの先もこの目眩と長いこと付き合っていかなければいけないのかもしれませんが、薬を頼って上手に付き合っていければいいなと思っています。そして、発病現は恐らくストレスらしいので…ストレスとも、上手く付き合っていきたい(いければいいな)とも思います😅💦
それでは、今回もお読みいただいてありがとうございました☺️
おわり🌱
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